クロックスキュー

clock skew
同期回路を制御するクロック到達時間のばらつき。単にスキューともいう。クロック信号を駆動するドライバや伝播する経路の違いによって生じる。スキューが大きくなると、高速化の妨げとなるばかりでなく、誤動作の原因となる。この対策としてロジックIC では通常、CTS(Clock Tree Synthesis)によって、クロック発生回路から数段のバッファツリーを経由してフリップフロップ(FF)やRAMなどへの同期回路へと、到達時間を極力揃えたクロック信号の分配方法などが採用されている。